三段リーグ (詰将棋 5手詰め ④)
以前、奨励会についてお話しましたが、プロ棋士になるには最後に「三段リーグ」で上位2名に入らなければなりません。
過去に女性でプロ棋士となった方はいません。大半の女性は奨励会ではなく、研修会に入り、「女流棋士」を目指すことが多いと思います。昔は女性が奨励会を勝ち上がり、プロ棋士四段になることは不可能と言われていました。それは圧倒的に男性と女性の将棋人口に差があるからだと思います。
近年、女性の将棋人口も増えてきており、女流棋士が男性棋士に勝つことも珍しくなくなってきております。今現在、女性で最もプロ棋士に近い方は、西山朋佳奨励会三段(女流三冠)です。
西山三段は前期の三段リーグで14勝4敗の成績で、惜しくも順位の差で3位でした。今期は順位1位でスタートし、現在5勝3敗となっています。西山三段がもし、女性初のプロ棋士となれば藤井棋聖に匹敵するほどの快挙となります。
もっと女性(もちろん女の子も)に、将棋の素晴らしさを知って頂ける機会になるのではと期待しております。
今回は5手詰めです。
詰将棋の前回解答 ⑴3三銀 ⑵同玉 ⑶2三金打まで。 ※⑵同角 ⑶3一金まで。