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【今日からできる】将棋の上達方法をわかりやすく解説します!

【今日からできる】将棋の上達方法をわかりやすく解説します!

将棋の上達方法は単純に「これ!」と決まっているわけではありません。上達するポイントを押さえたうえで、自分に合った上達方法を継続して行っていく必要があります。

また、大切にすることを押さえつつ、こどもの頃から上達に向けて動き出すことで、かなりの伸び代が期待できます。

この記事では、将棋が上達するポイントや複数の上達方法、こどもを上達させたい時に大切にすることなどについて解説します。

将棋が上達するために大事なポイント

ポイントを指す人
将棋には、上達するために大事なポイントが存在します。ポイントを意識して試行錯誤することで、やみくもに努力するより大きな成長が期待できます。将棋が上達するには以下の流れを繰り返すことが大事です。

自分が負ける理由を分析する

分析した理由から導きだされた上達方法を試す

自分に合った上達方法を見つけるまでこの流れを繰り返す

将棋には、実戦・詰将棋・棋譜並べ・定跡を覚えるなどといった、さまざまな上達方法が存在します。いくらこれまで常識として語られている方法でも、自分の状況や実力、性格に合っていなければ、効果は半減してしまいます。

将棋が上達せずに悩んでいるときは、目の前の勝利に一生懸命になりすぎて、検索してでてきた上達方法に何も考えず飛びついてしまいがちです。落ち着いて自分が勝てない理由を整理することで、解決したい課題が見え、試すべき上達方法の傾向がはっきりとします。ここまで分析を行った上で試行錯誤することで、上達までの道のりはグッと短くなります。

将棋が上達する具体的な方法

では、上達するためのポイントを抑えた上で、どのような上達方法を試していけば良いのでしょうか。ここでは、具体的な上達方法を紹介します。

定跡・戦法・手筋を覚える

将棋には、序盤で最善の指し方と言われる「定跡」、さまざまな戦い方のパターン「戦法」、盤上で駒をうまく使うテクニック「手筋」といったものが存在します。これらは、将棋の歴史の中で蓄積されてきた重要な知識です。

この知識を勉強する際に注意しなくてはいけないのが、“今の自分に役立てられるものを学ぶ”ということです。

「定跡」「戦法」「手筋」にはいくつかの種類があります。自分にとって難しすぎるものや簡単すぎるものをがむしゃらに覚えたところで、有効に使うことはできません。自分がこれまでの実戦で遭遇した、または自分のレベルに合った書物に書かれている知識を取り入れられれば、すぐに実戦に反映させて効果を確かめることができます。上達方法が自分に合っているか迷った際には、まずは自分が信じた方法で学んでみて、実戦に成果が現れるかどうかで判断するのも良いかもしれません。

詰将棋

将棋の上達方法として長年かたられているものの一つが「詰将棋」です。

詰将棋とは、王将の詰め方を研究する将棋で、与えられた条件で王手を連続させて相手を詰ませるパズルのようなものです。詰将棋には1手詰・3手詰・5手詰・7手詰…といった、数多くの手数のパターンがあります。

初心者の間は長い手数を読む機会も少なく、まず解ける感覚を掴む必要がありますので、1手詰や3手詰・5手詰といった短い手数の詰将棋を繰り返しましょう。短い手数の詰将棋が素早く解けるようになれば、徐々に長い手数の詰将棋にも対応できるようになります。

棋譜並べ

「棋譜並べ」とは、対局で指された手を順番に記した記録「棋譜」に従って、盤上に駒を並べていく上達方法です。プロ棋士など実力者の対局をなぞっていくことで、自分とは違う視点や実戦での戦法の活用方法といった新たな気づきを得ることができます。

棋譜並べは、初心者の人より将棋経験を積んだ人に対して効果を発揮します。初心者にとって強い棋士の手を分析するのは難しく、時間をかけても思ったような成果が得られない場合が多々あります。ある程度の知識と経験を経て、さらに視野を広げたい、実戦に使える知識を身に付けたいといった場合に、より効果的な上達方法です。

実戦

将棋における上達方法の中で、いかなる時期においても最も効果があるのは「実戦」です。

特に、初心者にとって実戦は得られるものの宝庫です。少しでも多く対局を行うことで、ルールや雰囲気を含め、まず将棋というものに慣れることができます。また、実戦で勝利体験を積み重ねることで将棋の楽しさを感じることもでき、モチベーションアップにもつながります。

このように、実戦はそのものに大きな意味がありますが、終了後に実戦内容を振り返って反省を行うことで、さらに効果を高めることができます。相手に使われた戦法は何だったのか、自分の戦法はなぜ破られたのか、上達方法の成果は出たのかなど、次の練習や試合につなげられるように振り返り、分析を行ってください。相手が自分より強い人であった場合は、自分が直すべきところを指摘してもらうのも良いでしょう。

また実戦は、学んだ知識を積極的に試し、その効果を検証する場としても使いましょう。

こどもを上達させたいときに大切なこと

近年では、将棋界がこれまで以上の盛り上がりをみせ、お子さんに小さい頃から将棋を教えたいという方も増えてきています。

お子さんに将棋を教える際に教え方を間違ってしまうと、将棋への興味をなくしてしまう、お子さんの成長を妨げてしまうといった結果を招きかねません。お子さんを上達させたいときに大切にすることは、次の2つです。

楽しいと思ってもらう

お子さんに初めて将棋を教えるときに重要なのが「将棋を楽しいと思ってもらう」ことです。

こどもは好奇心旺盛ですが、同時にとても移り気です。せっかく将棋の道に足を踏み入れたとしても、将棋を楽しいと思えなければすぐにやめてしまうでしょう。まずは、将棋を楽しいと思ってもらうことが重要です。

将棋は本来、始めてから勝利するまでに時間がかかります。その間に、お子さんの将棋に対するモチベーションが下がってしまってはもったいないので、初めは勝つ喜びを知ってもらうのが良いでしょう。お子さんを優しく導いて、勝利の喜びを感じさせてあげてください。お子さんの指す手が間違っている場合も、絶対に強く否定せず、優しく修正してあげてください。

継続させる

将棋に慣れてきたお子さんが上達するために重要なのが「継続する」ことです。

勝てるようになってくると、練習をサボりたくなるなど、将棋に対する向き合い方が雑になってしまうことがあります。これをそのままにしておくと、どんどん怠惰な方向に進んでいき、お子さんの成長がストップしてしまいます。

上達方法を習慣づけてしっかりと継続させ、毎日少しずつでもコツコツと積み重ねていくことができれば、お子さんの成長が妨げられることはありません。こどもの脳が持つ吸収力は無限大です。短い時間で良いので毎日継続する習慣をつけましょう。

上達するには継続が大事

将棋の上達方法にはさまざまなものがあります。手当たり次第に試していては時間を浪費してしまうだけですので、「自身の弱点を分析した上で上達方法を試し成果を確かめる」という流れを徹底してください。

また、自分にあった上達方法を見つけても、継続しないと意味がありません。一時的に弱点を克服できたとしてもすぐに効果は薄れ、また同じ壁にぶつかってしまうでしょう。そのため、上達方法は継続できる量で行うことを意識してください。気が向いた時に長い時間をかけて行うよりも、短い時間でも毎日コツコツ継続する方が定着も早く、安定した効果が期待できます。

昨今、藤井聡太王位・棋聖の活躍などもあり、将棋の注目度はしだいに高まっています。もし、将棋の世界に飛び込んではみたものの、「なかなか上達しない」「子どもに教えてあげたいけど何から始めていいのかわからない」といったことで悩んでいる方がいらっしゃいましたら、大人から子どもまで、初心者からプロ志望の方まで対象のオンライン将棋教室も行っている『豊中こども将棋教室』にご相談ください。

将棋で勝てなくて悩んでいる方も、もっと強くなりたいと思っている方も、自分にあった上達方法で将棋を上達させて、充実した将棋ライフを送りましょう。