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ライバル(詰将棋 5手詰め ④)

昨日は個人指導とオンライン教室でした。オンライン教室で対局するサイトは「将棋倶楽部24」または「81道場」です。それに付け加え、skype・zoom・LINEのいずれかで解説する方法でやっております。

今回は私の経験をもとに、ライバルの大切さについてお話します。私は島根県の田舎で育ち、小学2年生の夏に新聞の「全国小学生倉敷王将戦島根県予選」の広告を見て初めて将棋大会に出場しました。

幼稚園の頃から祖父と家で将棋をしており、勝てるようになったので、何も知らない私は「小学生に負けるはずがない」と思っていました。初めての大会は総当り戦で負け続け、最後に1つ年上の女の子と対戦することになりました。「流石に女の子には勝てるだろう」と思って勝負しましたが、完敗でした。最終的に結果は6戦全敗で、最後に対局した女の子がまさかの優勝。実はその女の子が現在、女流棋士のトップである里見香奈四冠です。

その大会で出雲大社の教室に誘って頂き、通うことになりました。里見さんもそこの教室へ通っており、小学生の間は対局する機会が多かったのですが、ほとんど勝てませんでした。「何としてもこの女の子に勝ちたい」と思い、日に日に将棋にのめり込んでいきました。

島根県は全く将棋は盛んではなく、対戦相手も少ない中、強くなれたのはライバルである里見さんのおかげだと思っています。生徒さんにもライバルと思える相手を見つけてほしいと考えています。

今回も5手詰めです。

前回の詰将棋解答 ⑴1三角成 ⑵同玉 ⑶2四銀 ⑷1四玉 ⑸1五香まで