将棋は対局になると次の一手はどう打つかや
自分の番でもどう打てば局面が変わるかなど一手一手考えながら打ちます。

実際にプロ棋士でも大事な局面ですと1,2時間考える人もいます。
プロの公式戦で一手に最大5時間24分考えるたプロもいます。

この様にいかに集中力を切らさないかが将棋を打つ上で重要です。
集中力は将棋だけではなく家庭内でも影響が出ます。
例えば勉強の時であったり、これから大人になっていくにつれて
仕事の局面でも効果は発揮されます。

お子様が中々集中力が持たないとお悩みでしたら
一度将棋を学ばせてみてはいかがですか。

「負けを認めることが出来る？？」と思った人は多いかと思います。

例えばサッカーや野球、相撲等は自分から負けを認める事はまずないです。
相手に多く得点を取られたや場外に出た時に始めて負けたとなります。

ただ将棋は違います。
相手との対局で打つ手がないやこれ以上進めても負けると分かった時に、
「参りました」や「負けました」と相手に告げます。
負ける事は悔しいですが、自分の負けを認めなくてはいけません。
子供にとって「負けました」と認識するのは難しいですし、
小さい頃から「負けました」と言う事は中々無いです。

これらの力が身に付くことで言い訳をすることが
少なくなったと言われる親御様は多いです。

対局は自分のペースで進める事が出来ず、相手の一手を待つ事があります。
先程書いたように一手に何時間も掛かる事があるので、
その間待たないといけません。

人間待つ事が嫌いな人は多いと思いますが、
将棋では幾度と待つ事により忍耐力が身につきます。
忍耐力が身につけば今後の私生活でもたくさん活かせます。
受験勉強であったり、社会人になってからも
中々思う様にいかない事もあるかと思います。

ただ、耐えて耐えて成長して、行きたい大学に受かったり
会社で良い成績を残せる可能性が出てきます。

将棋は対局開始する際は姿勢を正して「お願いします」と頭を下げます。
対局中も正座で将棋を指します。
そして負けたときも「負けました」と頭を下げて相手に伝えます。
この様に将棋を通して礼儀正しく相手と接することを覚えていきます。

将棋は相手の一手を待ったり、負けを認める事をします。
こういう経験をしていく事で、自分の感情をコントロールしていく事が出来ます。
カッとなってしまった時でも落ち着いて対応が出来たり、
自分の感情だけで動くことは少なくなるかと思います。

これは相手がどの様な一手を指すかを考えるため身につきます。
将棋でよく聞く「数手先まで読む」と聞いたことがあるかと思います。
「相手がここに打ってくるかな」や「考えてもなかった場所に一手打たれた」際に、
何故相手がこの一手を打ったのかや、相手の気持ちに立ち
自分がここに打つ事で相手の意表をつけるなど

相手の気持ちに立つことが重要です。


効果はこの様に様々身につきます。
他にもイメージする力が付いたりや論理的に考える力がつきます